目次 ◇全国の地震観測データのリアルタイム流通システム(鷹野 澄) ◇EIC地震学ノートより抜粋(菊地 正幸・山中 佳子) ◇RAの部屋(中東 和夫)/最近のウイルス情報(鷹野 澄) |
★★★EIC地震学ノートより抜粋★★★ | ||
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近年、地球科学の研究において計算機はなくてはならないものになってきています。数値計算やデータ処理といった本格的な用途として計算機を用いるだけでなく、論文作成時の画像処理、文章作成や日頃の教育研究活動における電子メールやウェブの利用など文房具のひとつとして計算機は不可欠です。このようにさまざまな用途に用いられている計算機のために、多くのソフトウェアが開発、公開されていていますが、実際問題としてどれを選択し使えばよいのか、迷うことも多いと思います。 そこで、所員向けに計算機の種類別、作業目的別に整理したソフトウェアダウンロードページがRAによって作成されています。RAにより整理、管理を行うことによって、所員の計算機環境整備にかかわる負担を軽減すると共に、情報を最新の状態に保つことができます。 しかし、ここ2,3年はソフトウェアダウンロードページの更新が行われていなかったため、ソフトウェアのバージョンアップが行われていませんでした。また、以前は無料のソフトウェアだったものが、有料に変更されたものもありました。今回の更新ではバージョンを最新のものに更新し、最近作成された新しいソフトウェアも追加しました。また、現段階では有料のソフトウェアは削除し、無料のものだけを置いています。 URLは、http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/RA/indexj.html です。 今のところ、主にWindowsのページしか更新しておらず、また、ソフトウェアの種類もあまり多くありませんが、今後はさらにページの充実を図っていきたいと思います。 |
♪ Microsoftからの通知を装って送られてくるウイルス ♪ |
マイクロソフト社からのお知らせを装った悪質なウイルスが2つ出現しました。まず2月末に、Important:
Windows updateという件名で送られるSHARPEIが出現し、続けて3月初めに差出人が、Microsoft
Corporation Security Centerで件名がInternet Security Update で送られるGIBEが出現しました。いずれも添付書類を実行してセキュリティ対策をするようなお知らせとなっています。地震研では幸い被害が出ていませんが、自宅のパソコンではついやってしまいそうなメールです。添付ファイルを実行しないようにご注意ください。 |
♪ Linuxで発病するウイルス ♪ |
ウイルスといえば昔はMacintosh向け、今はWindows向けがほとんどですが、そんな中Linux用のウイルスが見受けられるようになってきました。3月11日に発見されたLinux.Jac.8759 は、LinuxのELF実行ファイルに感染するウイルスです。Linux利用者はご注意ください。 |
§ メールのサイズ制限の活用 § |
最近受信メールのサイズ制限をかけるようにしたら思わぬ効用があることに気づきました。多くのウイルスは添付ファイルで送られて来ますが、サイズ制限を10KBぐらいにしておくとほとんどの添付ファイルはダウンロードされないでサーバに保存されます。ここで届いたメールの先頭をみてこのメールは不要であるとわかれば、「サーバから削除」をONにしてサーバに「メールの確認」をします。これにより不要な添付ファイルはパソコンにダウンロードしないで済むので、ウイルスをパソコンに取り込んで誤って実行してしまう危険性も大幅に減少します。一度試みてはいかがでしょう。 |