お知らせ


ユーザプログラムのチューニングサポートについて

 昨年度のOrigin 2000の利用状況については、EICニュースレターNo17でご報告しましたが、その後2000年5月からCPU利用時間が、昨年度の同じ時
期の約2倍と、予想を大きく上回る大幅な伸びを記録しております。

 特に10月のCPU利用時間は、42,000時間/月を越えており、すべてのCPUが1ヶ月間連続して平均90%稼働していたという、前代未聞の高稼働率となっております。このため、利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけしているものと推察しております。

 このようなことから本センターでは、2000年10月より、ユーザプログラムのチューニングサポートを実施しております。これは、特にCPU使用時間の多いユーザの方から、ご利用のプログラムのテスト版をご提供いただき、SGIの本センター担当SEがOrigin 2000向けにチューニングや適正なCPU利用台数などの調査を行い結果をフィードバックするというものです。チューニング等により並列化のオーバヘッドを減らし、少しでもCPUの混雑を緩和しようとするのがねらいです。チューニング対象プログラムのご提供については、CPU使用時間等を勘案して、本センターSEより別途個別にユーザの方にお願いにあがります。チューニングのための処理時間の短いテスト版(プログラムとデータ、実行結果など)を作成していただくことになりますが、よろしくご協力のほどをお願いします。


Origin 2000のメモリ増強とOSバージョンアップについて
 本センターでは、今年10月にOrigin 2000のパワーユーザ29人にアンケート調査を実施しましたが、それによれば回答者の約25%が現在のメモリ制限(紳士協定で5GB)は小さいという回答でした。そのような需要に応えるために、SGIとセンターで検討した結果この度、実メモリを32GBから48GBに増強することになり、2000年12月20日9時〜21時に、メモリ増強とOSのバージョンアップ(IRIX6.5.4->6.5.9)、数値計算ライブラリのバージョンアップ(SCSL 1.2->1.3)を実施致しました。

 今回のメモリ増強により、これまで紳士協定で5GBまでであったジョブもメモリ利用上限を一人1ジョブに限り10GBまで可能とすることにしましたのでご利用下さい。

 今後もユーザ各位のご意見をもとにシステムの改善等を実施したいと思いますので、ご意見がありましたらセンターまでお寄せ下さい。

お願い
 現在システム的にはメモリ上限をかけていません。これは長時間実行したジョブが途中でメモリ上限にかかりキャンセルされるのを防ぐためです。このためA〜Eの全クラスで10GBまで利用となっていますが、「5GBを越えるジョブの投入は一人1個まで」
とします。ご協力をお願いします。


計算機の継続申請について

 平成13年度のEIC共同利用計算機システムの利用継続申請を受け付けますので、引き続きご利用の方は継続申請をお願いします。継続申請の申請フォームやメールによる申請方法などについては、EIC計算機システムのホームページ
 http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/computer/
をご覧下さい。
 なお、地震研究所の職員の方は自動継続となりますので継続申請は不要です。よろしくお願いいたします。